Boot Campの容量を拡張する方法

Windows10からWindows11へアップグレードする際に、容量が足りなくてアップグレードができないなどでBoot Campの領域の容量拡張について、しばしばお問い合わせをいただきます。
この記事では、ユーティリティソフトウェアを使用した拡張方法をご紹介させていただきます。

Boot CampのWindowsのディスク容量変更・拡張する方法
OSの標準機能では容量を増やすことが難しいので、いくつかユーティリティソフトウェアを使用してテストしてみました。
中には、macOSのパーティションがおかしくなり起動できなくなることもありましたので、作業には注意が必要となります。
失敗することがある前提で、バックアップは必ずとって行うことをお勧めします。
Windowsのディスク容量変更・拡張
ディスクユーティリティでBootcampで使用されている容量を確認します。
約 50GBが使用されています。これではWindows 10からWindows11へのアップグレードもできない状態です。
この記事では、約 100GBをBootcampで使用できるように拡張していきたいと思います。

Macでの作業
ディスクユーティリティでパーティションの追加を行います。"Macintosh HD"を選択した状態で「+」をクリックして追加していきます。

「パーティションを追加」を選択します。

Bootcampの合計容量を約 100GBにするため、50GBの容量を追加します。
適当な名前(ここではdata)をつけて、フォーマットを「exFAT」、容量は50GB で適用をクリックします。
※フォーマットは念のため、MacとWindowsの両方が読めるように「exFAT」にしていますが後ほど削除するので、他のフォーマットでも大丈夫です。

「パーティション作成」を選択します。

起動ボリュームのサイズを....「続ける」をクリックします。

"data"というパーティションが作成されました。

Windowsでの作業
Windowsから起動して、拡張作業を行います。
スタート(Windowマーク)を右クリックしてディスクの管理を起動して確認します。
Bootcamp(Cドライブ)の左側に、Macで作成したdata(Dドライブ)が見えています。
Bootcampを選択、右クリックしてボリューム拡張をしようとしてもグレーアウトして拡張できないようになっています。
※Windowsの機能では、並びが左側にあるとボリュームの拡張はできません。

MiniTool Partition Wizard 無料版のインストール
Bootcampボリュームを拡張するためにソフトウェアを使用します。いくつかに多機能のソフトウェアはありますが、ここでは無料で使用できる「MiniTool Partition Wizard 無料版」を使用した方法をご紹介いたします。
下記、URLのリンクからダウンロードをクリックして 「pw-free-online.exe」をダウンロード、インストールします。
※ダウンロードがブロックされる場合、「未確認のファイルをダウンロード」をクリックしてダウンロードします。

言語を選択します。

「無料版のインストールを続行します。」のチェックを確認して次へをクリックします。

「MiniTool Partition Wizard Free」のみをチェック、確認して次へをクリックします。

インストール先を確認して次へをクリックします。

Minitool Partition Wizardのインストール、セットアップが完了しましたので、完了をクリックします。

MiniTool Partition Wizard 無料版でのパーティション拡張
Minitool Partition Wizardを起動して、作成した「data」パーティションを選択、右クリックで削除します。

削除することで「未割り当て領域」になります。

続いて「BOOTCAMP」を選択、右クリックで拡張を選択します。

スライダーを右へ最大サイズまで移動して「OK」をクリックします。

「BOOTCAMP」パーティションが拡張されていることを確認して「適用」をクリックします。

変更を適用しますか?「はい」をクリック

「今すぐ再起動」をクリックします。

再起動されます。

再起動時に、パーティションのリサイズが行われます。
Resize partition が100%になり起動します。

Windowsが起動、ディスクの管理で確認すると、容量が 約 100GBになっていることが確認できます。

Macで起動してパーティションを確認すると、Bootcamp領域が 100GBになっているのが確認できました。


Boot Campの容量を拡張する方法をご紹介いたしました。
冒頭でも記載しましたが、パーティションの変更を行うため細心の注意が必要です。必ずバックアップを取り、自己責任の上行ってください。
macLab担当マックラボでしたー!!





