次期macOSでRosetta 2が廃止に! Intelアプリが動かなくなる!?

アクティビティモニタを覗いてみると、バックグラウンドで静かに動作している「サイレントIntelアプリ」が残っているケースが多々あります。もし次回の大型アップデートの日にRosetta 2が消え去ったら、あなたのMacはどうなるでしょうか。今回は、Macの歴史的背景を紐解きながら、今すぐ確認すべき「身近なIntelアプリ」のリスクと対処法について解説します。
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「自分のMacはMシリーズ(Apple Silicon)だから、すべて最適化されていて超快適!」
そう思っていませんか?
ついにリリースされたmacOS 27 Golden Gate。美しいサンフランシスコの架け橋の名を冠したこのOSは、実はIntel時代からApple Silicon時代へと渡るための翻訳機「Rosetta 2」にとって“最後の架け橋(猶予期間)”となる可能性が濃厚です。
次期OSである「macOS 28」では、ついにRosetta 2の完全廃止が目されています。つまり、macOS 27環境で動いている「いま」こそが、手元のアプリやドライバを点検・移行できるラストチャンスなのです。
1. そもそも Rosetta / Rosetta 2 とは?
Rosetta(ロゼッタ)とは、アーキテクチャ(CPUの命令セット)が異なるMacへ移行する際、古いアプリを新しい環境で動かすためのバイナリ動的翻訳技術です。
実はMacの歴史において「Rosetta」が登場するのはこれが2回目です。初代RosettaとRosetta 2では、技術的なアプローチも大きく進化しています。
macLab担当古いアプリを動かすための翻訳機みたいな感じです。
Rosettaの歴史
| 初代 Rosetta(2006〜2011) | Rosetta 2(2020〜現在) | |
| 移行の文脈 | PowerPC ➔ Intel (x86) | Intel (x86_64) ➔ Apple Silicon (Arm) |
| 登場OS | Mac OS X 10.4 Tiger | macOS 11.0 Big Sur |
| 廃止OS | Mac OS X 10.7 Lion(約5年後) | macOS 28で廃止の可能性大 |
| 動作方式 | JIT(アプリ起動中にリアルタイム翻訳) | AOT + JIT のハイブリッド(初回起動時・インストール時に一括翻訳) |
| パフォーマンス | 動作が重く、CPU負荷が高かった | 非常に高速で、翻訳によるオーバーヘッドを感じさせない |
Appleシリコン搭載のMacでIntelベースのアプリを使用する
Rosetta2をインストール
「Rosetta」は、使用するアプリがIntelの場合、インストーラーが起動します。
※1度インストールされると、再度インストールする必要はありません。

2. Rosetta2の終了。「歴史は繰り返す」〜Golden Gateを渡り切った先にあるもの〜
Appleは「古いアーキテクチャとの互換性」を永久には維持しません。過去の過渡期を見ても、互換レイヤーの寿命は一貫しています。
1. 過去のタイムラインに学ぶ「補助輪が外れる日」
- 2006年: Intel Macへ移行。初代Rosetta搭載。
- 2009年(OS X Snow Leopard): 標準インストールから除外され、オプション扱いに。
- 2011年(OS X Lion): 完全廃止。PowerPCアプリは起動すら不可能へ。
Rosetta 2も2020年の登場からすでに長期間が経過しており、Apple Siliconへの移行期間としては十分すぎる猶予が与えられました。Appleの歴史的スタンスを考えると、新OS「Golden Gate」という橋を渡り切った次期macOS 28で、この互換レイヤーが容赦なく撤去されるのは既定路線と言えます。
2. 廃止された瞬間に起きる「サイレント破綻」
2011年のLion登場時には、「愛用していたシェアーウェアが二度と動かない」「業務で使っていたアドオンが全滅した」という悲鳴が上がりました。Rosetta 2が廃止された場合も、「OSをアップデートした翌朝、突然特定のツールが起動しなくなる」という全く同じ悲劇が繰り返されます。
3. 日本のユーザーを襲う「意外なサイレントIntelアプリ」
大手Webツール(Chrome, Slack, Zoomなど)はすでにUniversal Binary(Apple Silicon対応)化が完了していますが、問題は「更新頻度の低いローカルツール」や「周辺機器」です。
① 国産プリンタ・複合機ドライバ・ユーティリティ
キヤノン、エプソン、リコー、ブラザーなどの印刷・スキャン用ソフトは、一度インストールすると何年も手動更新されません。
Rosetta 2が消えると、インストーラー(.pkg)自体が開かなくなるほか、印刷実行時にバックグラウンドプロセスが強制終了し、「ジョブは送られたのに印刷されない」状態になります。
② メニューバー常駐・個人開発のユーティリティ
- クリップボード履歴ツール
- 画面キャプチャ・注釈ツール
- キーバインド変更・マウスジェスチャーソフト
画面に大きなウィンドウが出ないため気づきにくいですが、開発者の更新が止まっている便利ツールは、Rosetta 2依存のままバックグラウンドで動いている典型例です。
③ 年賀状・ハガキ作成ソフト
日本独自のレガシーソフト。年末の年1回しか使わないため、いざ年賀状を印刷しようとした段階で「動かない」ことに気づく大きな罠になりがちです。
4. 今すぐチェック!自分のMacの「Intelアプリ」特定手順
「自分は大丈夫」と思っている方も、Golden Gate期間中である今のうちに手元の環境を確認してみましょう。
手順1:アプリケーションごとに確認する
後からインストールしたアプリケーションを選択してCmd + i をクリック。
種類:アプリケーション(Intel)となっていれば、Rosettaが使用されています。

macLab担当「Rosettaが必要なIntelプロセッサ用アプリは、次のメジャーリリースであるmacOS 28では、開けなくなります。」と記載されていますね。
手順2:システムレポートで全体を把握する
1.画面左上の Appleマーク > このMacについて をクリック。

2.左ペイン一般> 最下部の システムレポート を開く。

3.左サイドバーの「ソフトウェア」内にある 「アプリケーション」 を選択。
一覧の 「種類」 列をクリックしてソートし、「Intel」 と表記されているアプリを洗い出す。

手順3:アクティビティモニタでバックグラウンド動作を特定する
Cmd + SpaceでSpotlightを開き、「アクティビティモニタ」を起動。- 表示項目ヘッダーを右クリックし、「種類」 にチェックを入れる。
- 実行中プロセスの中に 「Intel」 と表示されているものがないか確認する(メニューバー常駐品やドライバ系を発見しやすいです)。

まとめ:次期macOS 28に向けて、今すぐアクションを
突然のOSアップデートで業務や作業が止まってしまわないよう、最後の架け橋の上にいる今のうちに以下の対策を進めておきましょう。
- 最新版への更新: メーカー公式サイトに行き、Apple Silicon対応(Universal)版が出ていないか確認・再インストールする。
アップデートするだけで、Universal化できる場合もあります。 - AirPrintへの移行: プリンタドライバがIntelのまま更新されない場合、OS標準の「AirPrint」接続に切り替えてみる。
- 代替アプリの選定: 開発が停止しているIntel専用アプリは、現行でメンテナンスされている代替ツールへ乗り換える。
次期macOS 28へのアップデートの日に焦らないよう、手元の“サイレントIntelアプリ”を今のうちに整理しておきましょう!
macLab担当以上、MacLabでしたー!!





