Boot CampのWindows10をWindows11へアップグレード
BootCampを使ってWindows 10をインストールしている方も、多くいらっしゃるかと思います。Windows 10のサポートが2025年10月14日に終了することもあり、いよいよWindows11への移行をお考えの方に向けてアップデートする方法を記事にしてみました。
BootCampはWindows11未対応
以前の記事でもご紹介していますが、TPM2.0への未対応もありBootCampでのWindows 11のインストールは、そのままでは出来ないようになっています。
今回も、少し手を加えてインストールできる方法をご紹介していきます。

Windows 11のアップグレード ~その1~
アップグレード前の環境です。
Windows 10 Proの22H2がインストールされています。MacBook Pro 13inch 2019年モデルにBootCampにて構築しています。

Windows 11のダウンロード
Windows11のダウンロードページから、mediacreationtoolをダウンロード・実行後、ISOファイルをダウンロードします。
デスクトップなどにWindows.isoファイルを保存しておきます。
Windows 11のインストール
Windows.isoファイルをダブルクリックして、Windowsにマウントします。
Dドライブとしてマウントされました。
コマンドプロンプトを起動して、.isoがマウントされている、(ドライブ): を入力してEnterします。
ここでは、D: と入力します。
D:\の状態で、下記コマンドを入力します。
setup /product server
うまくいかない場合は、コマンドプロンプトを管理者として実行してみてください。
Windows Serverセットアップが起動しますが、実際はWindows 11がインストールされます。
「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックします。
互換性のチェックをバイパスする方法です。
「更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手」で、今は実行しないにチェックを入れて次へ進みます。
※更新プログラムをダウンロードすると、途中で止まることがありましたので念のため。
「適用される通知とライセンス条項」に同意後、引き継ぐ項目を選択して進みます。
インストール準備が完了になれば、インストールを実行します。
インストール中は、数回の再起動など少し時間がかかります。
Windows11のインストールが完了しました。
Windows 11 Pro 24H2がインストールされています。
ライセンス認証もされています。
Windows 11のアップグレード ~その2~
もうひとつの方法は、以前も紹介しましたが、インストールするファイルをWindows10と入れ替える方法になります。
Windows 11のダウンロード
上記記載のようにWindows 11 ISOファイルをダウンロードしておきます。
Windows 10のダウンロード
Windows11と同じようにダウンロードページから、mediacreationtoolをダウンロード・実行後、ISOファイルをダウンロードします。
インストーラーの作成
デスクトップなどにフォルダを作成して、ダウンロードしたWindows 10のISOファイルを開いて、 中身をすべて作成したフォルダへコピーします。
ここでは、Windows11インストールというフォルダを作成しました。
続いてWindows 11のISOファイルを開いて、「sources」の中の「install.esd」を、作成したフォルダの中の「install.esd」とファイルを置き換えます。
Windows 11のインストール
置き換えが終われば、作成したWindows11インストールフォルダの「setup」をダブルクリックします。
Windows 11のインストールが開始されます。
Windows 10セットアップが起動しますが、実際はWindows 11がインストールされますので、あとは同じく進めていきます。
Boot CampのWindows10をWindows11へアップグレード方法をご紹介いたしました。まだ、いくつかやり方はあるようですが、2パターンをご紹介しました。
マックラボでしたー!!