SSD・HDD クローン後にAPFSフォーマット領域を拡張する方法
SSD換装を行う際に、HDDからSSDに丸ごとクローン(複製)することがあるかと思います。ソフトウェアを使用せず、単体でクローン(複製)ができるHDDスタンドを使用する場合、元のSSD・HDDの容量と同じものを選択すれば問題ありませんが、複製側の容量が大きい場合元の容量でしか認識しません。
USB接続できるHDDスタンドは、金額も安くなっていますのでデータバックアップにも最適ですよ~。
APFS領域を拡張する
HDDスタンド(コピー機能搭載)で複製する
今回は元が、180GBのSSDから500GBのSSDへ複製しました。
当然ですが、180GBで認識してしまいます。
320GBが空き容量になってしまいます。
※320GBの領域にパーティションの作成もできません。
ターミナルで領域を拡張する
アプリケーションのその他から「ターミナル」を起動します。
ディスク一覧を表示
「ターミナル」へ、下記コマンドを入力します。
sudo diskutil list
500GBのGUIDパーティションに対して179GBのAPFSコンテナが存在していることがわかります。
ディスク・パーティションの修復
このままでは、すんなり拡張できないので "repairdisk"コマンドを実行しておきます。
sudo diskutil repairdisk disk0
パーティションマップを修復するとディスク0s1が消去される可能性がありますと聞かれますので、"y"を入力します。
パーティションマップの修復が実行されます。
パーティションマップが修復されました。
APFSのリサイズ
続いてリサイズを行います。APFSコンテナ・スキームを拡張します。
sudo diskutil apfs resizeContainer disk1 0
APFSボリュームが拡張されました。
ディスクの確認
sudo diskutil list
クローンした179GBから499.9GBへ拡張されたことが確認できます。
ディスクユーティリティでも499.9GBで確認できました。
APFS領域の拡張方法をご紹介いたしました。HFS+とは、やり方が違いますのでご注意ください。
また、くれぐれもバックアップを取った上で作業をしてください。
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