APFSコンテナの内部構造について
![APFSの内部構造について](https://www.maclab.tokyo/wp-content/uploads/2023/09/apfs_03.png)
macOS 10.13.6以降採用されたAPFS(Apple File System)ではコンテナといわれる「一種のパーティションの様なもの」で管理されます。容量を共有しながらボリュームを作成できる便利な機能もありながら、少々難解な部分もあるフォーマットですが、今回はコンテナ (disk2)の内部を備忘録として記します。
![](https://www.maclab.tokyo/wp-content/uploads/2023/03/format_icatch.png)
ディスクユーティリティより確認
ディスクユーティリティで「コンテナdisk1」を確認すると「ボリューム数 4」、「未マウントの3個」と表示されます。ボリューム数の内、1個はここでは「Macintosh HD」となります。
気になるのが、残りの「未マウントの3個」ですが、こちらを見ていきましょう。
ターミナルより確認
アプリケーションから「ターミナル」を起動してコマンドを入力します。
sudo diskutil list
disk0s2に 「Apple_APFS Container disk1」1000.0GB の内部が下記の「/dev/disk1(synthesized 合成されたdisk)」となります。
※つまりphysicalパーティッション(物理パーティション)の中にsynthesizedドライブ(合成ボリューム)が複数作られています。
1 : APFS Volume Macintosh HD......11.7GB disk1s1...(OSインストール・データ領域)
2 : APFS Volume Preboot................22.0MB disk1s2...(システム起動用領域)
3 : APFS Volume Recovery............507.4MB disk1s3...(リカバリー領域)
4 : APFS Volume VM.VM....................2.1GB disk1s4...(スワップファイルを展開する仮想メモリ領域)
容量的にも気になるものではありませんね。
APFSのコンテナの内部構造をご紹介いたしました。ご参考になれば幸いです。APFSも10.15 Catalinaから、少々変わってきます。またご紹介いたします。
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