MacのSMCをリセットする方法

Macに不具合がある場合行いたい処方の一つである、SMC（System Management Controller）はMac の電源、バッテリー、センサー、バックライト、システム起動などのハードウェアを制御しています。SMCをリセットすることで不具合を改善できることがあります。

SMC（System Management Controller）とは

SMCが制御している機能

• 電源ボタンを押した時の反応
• Mac (Laptip)のディスプレイを閉じたり開いたりした時の反応
• バッテリー管理
• バッテリー残量のインジケータランプ
• 熱管理
• SMS (緊急モーションセンサー)
• 環境光センサー機能
• キーボードのバックライト機能
• ステータスランプ (SIL) 管理

SMCリセットで改善できる可能性がある症状

• Macの電源が入らない、電源ボタンが反応しない
• バッテリーが充電されない（バッテリー表示がおかしい）
• ファンが高速回転する
• 筐体が熱くなりすぎる
• カメラが機能しない
• USBポートの不具合
• 動作が重い

SMCリセット方法

Apple Silicon (M1,M2)では、SMCリセットのキーコンビネーションは廃止されました。Intel搭載のMacに有効なリセット方法となります。また、T2チップ搭載と、搭載以前の機器ではリセット方法が違いますのでご注意ください。

Apple T2 チップ搭載の Mac（ノート型） の場合

• MacBook Pro 2018年以降
• MacBook Air 2018年以降

1. システムを終了します。
2. キーボードで、以下のキーを

Apple T2 チップ搭載の Mac（デスクトップ） の場合

• iMac (Retina 5K, 27-inch, 2020)
• iMac Pro
• Mac mini (2018)
• Mac Pro (2019)

Apple T2 チップ搭載していない Mac（ノート型） の場合

• MacBook Pro 2017年までのモデル
• MacBook Air 2017年までのモデル
• MacBook

Apple T2 チップ搭載していない Mac（デスクトップ） の場合

• iMac 2019年までのモデル
• Mac mini 2014年までのモデル
• Mac Pro 2013年までのモデル

Apple DiagnosticsでMacの診断

SMCリセットで改善しない場合、Mac のハードウェアに問題があると考えられます。Apple Diagnostics を使って、問題の原因として疑われるハードウェアコンポーネントの特定に役立てることができます。

SMCをリセットする方法をご紹介いたしました。Macに不調が見られる場合、有効な手段の一つですのでこの記事がご参考になれば幸いです。